2025年12月6日〜25日
茅ヶ崎の“日常”がアートになる瞬間。365 DAYSで始まる最初の物語【第一弾:Ryu Ambe】
Opening Event 【365 Dir event vol.1】
茅ヶ崎に新しい風が吹きはじめた──そんな感覚をくれる場所が、駅のすぐ近くに生まれた。「365 DAYS CHIGASAKI」。
名前のとおり、365日つづく茅ヶ崎の日常を、そっとすくい上げて見せてくれるような、小さな拠点だ。
この場所について書こうと思ったとき、どこから話を始めるのがいちばんしっくりくるのか、しばらく悩んでしまった。
海でもなく、観光でもなく、派手な話題でもない。もっと静かで、もっと茅ヶ崎らしい、“ふだんの空気”を大切にしている場所だから。
結局、私がフォーカスしたのは「街の色が、そっと濃くなる瞬間」。
それをいちばん感じさせてくれるのが、この場所の“最初のアーティスト”として登場する、Ryu Ambe だった。
茅ヶ崎の街をキャンバスにしてきた人。
海風がふきぬけるサーフカルチャーだけではなく、駅前のざわめきも、商店街のレトロな匂いも、歩く人の無意識のテンポも。
彼のアートには、そういう“街の息づかい”が描きこまれている。
「茅ヶ崎の日常に、ちょっとだけ色を灯す人」。
そう紹介したくなるアーティストだ。

今回の記事では、
① 新しくオープンした「365 DAYS CHIGASAKI」という場所の意味
② Ryu Ambe が描く“茅ヶ崎”との重なり
そのふたつを軸に、イベントのことを伝えていく。
駅前のロータリーを抜けて、ほんの数十歩。
潮の匂いが届くほど近くはないのに、茅ヶ崎らしい“街のリズム”みたいなものがふと感じられる場所に、
「365 DAYS CHIGASAKI」はある。
ガラス越しに光がこぼれていて、通りすがりの人が何気なく覗きこむ。
それがなんだか、この街らしいなと思う。
観光地のように構えていないし、でも確かに“何かが始まっている”気配がある。
この場所のコンセプトは、「茅ヶ崎の “街・人・モノ”を紹介する」こと。
大げさじゃなくて、もっとささやかで、でも確かに温度のあるもの。
暮らす人たちが日常の中でふれる風景そのものを、少しだけ丁寧にすくい取って並べるようなイメージだ。
そんな“はじまりの展示”として選ばれたのが、Ryu Ambe のアート。
すでに茅ヶ崎の人なら、どこかで彼の作品を目にしたことがあるはずだ。
街角のサイン、ショップの壁、イベントのビジュアル…。
気づけば、茅ヶ崎という街の視界のどこかに、Ambeさんの線が潜んでいる。
今回のポップアップでは、
「365 DAYS」のテーマ(街を紹介すること)と、Ambeさんが描く“茅ヶ崎”が重なる展示
が行われる。
描かれた街の風景は、海の青さだけじゃない。
夕暮れのオレンジ、冬の澄んだ陽だまり、潮風に混じるコーヒーの匂い。
そのどれもが、茅ヶ崎の“日常”。
大きな出来事ではないのに、なぜか記憶に残っていく色たちだ。
展示は 12月6日〜12月25日 までの約3週間。
一部お休みの日もあるけれど、その期間は「365 DAYS CHIGASAKI」がそのままギャラリーに変わる。
ポップアップ販売もあり、Ambeさんの作品を“持ち帰る茅ヶ崎”として楽しむこともできる。
アートギャラリーというと、少し敷居の高い場所に思えるかもしれない。
でも、ここはもう少しゆるい。
買い物のついででも、仕事帰りでも、気負わずに立ち寄れる“街角の寄り道ポイント”。
茅ヶ崎って、特別なものより“心地いい距離感”のほうを大切にする街だ。
このギャラリーも、その空気の中にしっかり馴染んでいる。
新しくできた場所が、街の人にとって“ふっと寄り道したくなるスポット”になっていく。
そして、その始まりをアートがそっと彩ってくれる。
そんな冬の3週間になる。
そして今回は、もうひとつ小さな広がりがある。
同時開催で、2名のアーティストによるギャラリー展示・販売も行われるのだ。
湘南の海沿いの光と空気をやわらかく映しとる水彩画家・ETSUKO TAGUCHI さん。
にじむ色の重なりが、砂浜の湿度や、冬の波の静けさまで思い出させてくれるような作品たちだ。
眺めていると、時間のスピードがほんの少しだけゆるむ。
もうひとりは、スケートボードの“その先の命”を紡ぐアートプロジェクト Re:board。
役目を終えたデッキたちが、細かな木目や傷をそのまま個性に変え、まったく新しい表情で作品として蘇る。
湘南らしいカルチャーの香りと、手仕事の温度が混ざり合った、どこか懐かしくて新しいアート。
Ambeさんの世界観と響きあいながら、
それぞれの作家が持つ“茅ヶ崎に流れる空気”が、ギャラリーの中でそっと層をつくっていく。
立ち寄る人によって、きっと目に留まる作品が違うのもいい。
この街を好きな理由が、人の数だけあるように。
「365 DAYS CHIGASAKI」
住所:茅ヶ崎市共恵1-2-2
茅ヶ崎の“日常と風景”をテーマに、街・人・モノ を紹介していくローカルスポット & キュレーションWEBメディア。
駅徒歩1分という気軽さと、ギャラリー・ポップアップ・カフェ・コミュニティスペースとしての柔らかい使い方が特徴。
街の色や空気を、そのまま心地よく伝える“茅ヶ崎の新しい窓”のような存在。
